1年目・3年目・5年目・10年目、それぞれの節目で使うべきエージェントは違います。
👉 1〜3年目(未経験〜経験浅):ヒュープロ/MS-Japan
👉 3〜10年目(中堅期):doda/リクルートエージェント
※ 全て無料・登録30秒
「経理になって1年目、正直しんどい」
「3年目だけど、このままでいいのかな」
「5年目、キャリアが頭打ちに感じる」
「10年目、ベテランと言われるけど年収が上がらない」
経理の仕事は、節目ごとにまったく違う悩みが出てくる仕事です。
簿記資格すら持たずに経理未経験で就職してから20年、転職を4回しながら年収1,100万に到達した私が、「各年代で私が実際に何を感じて、何をして、何をしなかったか」を包み隠さずお伝えします。
今あなたがどの年次にいても、この記事は必ず道しるべになるはずです。
この記事でわかること
- 経理1年目が地獄なのは「あなたが悪いから」ではないこと
- 3年目で転職活動を考え始めるべき理由(私はリーマンショックで急迫された)
- 5年目前後のキャリア分岐点と、私が人生最大のトラウマを経験した話
- 10年目のベテラン経理が陥る罠と、それを突破する方法
1. 1年目:簿記なしで入った経理未経験の地獄
正直に書きます。
私の経理1年目は、地獄でした。
キャテル本当に地獄でした。何度も辞めたいと思いました。でも辞めなくて正解でした。
私は24歳で就職活動を始めたとき、簿記すら持っていませんでした。「数字が分かる社会人になりたい」という浅い動機だけで、リクナビNEXTで20〜30社応募して、奇跡的に1社が採用してくれました。
そんな状態で入社したら、当然ですが先輩の言っていることは半分も理解できません。
- 「この仕訳、消費税の課税区分どうなってる?」
- 「前月の残高試算表と見比べて、異常値ないか確認しておいて」
- 「この請求書、支払サイト45日だから来月末が期日ね」
一つずつの言葉の意味は分からない。全体像はもっと分からない。
簿記の基礎すら頭に入っていないのですから、当然です。
1年目は先輩に教わりながら、とにかく基本業務を覚えていきました。請求書受領、経費精算、小口現金、月次決算の補助、年次決算の補助など。
座学の簿記知識がない分、すべて「会社のルール」として丸暗記する日々でした。
面接で「次の試験で簿記2級を必ず取ります」と宣言した通り、入社後すぐに簿記2級を取得しました。
これが本当に大きな転機でした。簿記2級を取ってから、実務の理解速度が一気に上がったのです。先輩の話している内容の背景が理解できるようになり、仕事に「意味」が生まれ始めました。
❌ わからないことを放置する
1年目で放置した「わからない」は、3年目に必ず自分の首を絞めます。
❌ 1年目で転職を考える
1年以内の転職は職歴として大きなマイナスです。最低でも1年は耐えてください。
❌ 完璧を目指す
1年目は「70点で納期を守る」が正解です。
✅ 簿記2級を取っていなければ、入社後すぐに取る
私の実例。簿記2級なしで入社したからこそ、入社直後の取得が最大のブーストになりました。
✅ 業務マニュアルを自分で作る
先輩から教わった処理を、自分の言葉でドキュメント化。これが3年目以降、あなたの市場価値の核になります。
✅ 月次決算のスケジュールを丸暗記する
営業日ベースで何日に何をやるか。これが頭に入ると、一気に楽になります。
2. 3年目:リーマンショックで転職を意識し始めた時期
3年目、私の景色は一変しました。
1年目で意味不明だった先輩の言葉が、全部自然に理解できる。自分が新人に教える側になっていました。
そして、リーマンショックが直撃しました。会社が倒産寸前となり、リストラ・賞与カットが始まります。会社が急激に縮小していくことは容易に推測でき、初めての転職活動を始めることになります。
- 月次決算を1人で締められる
- 年次決算の全体像が見える
- 税理士と対等に会話できる
- 勘定科目の判断に迷わなくなる
1回目の転職で、私はほぼリクナビNEXTだけで求人を探しました。これが大きな後悔です。
dodaエージェントサービスとリクルートエージェントにも登録はしていたものの、活用しきれていませんでした。結果、半年間で100社以上に応募、書類通過20社以上、内定1社という消耗戦に。
でも何とか年収50万アップ(450万→500万)で2社目に転職成功しました。
- 「1社で3年経験」は市場で評価される最小ライン
- ポテンシャル採用の対象年齢に入る
- 年収が跳ねる初めてのタイミング(私は+50万)
転職エージェントを複数社使う。これが最大の教訓です。私のように1社目からエージェントを主軸に据えていれば、もっと早く好条件の転職ができていました。
3. 5年目:人生最大のトラウマに遭遇した時期
5年目、私は2社目で人生最大のトラウマと言える人間関係に遭遇していました。
リーマンショックから逃げるように転職した2社目。初めての転職で右も左も分からず、新しい環境での人間関係構築・業務習得もうまくいきませんでした。
2社目の苦しみの中で、私は2つの真実に気づきました。
- 前職がいかに恵まれていたかは、次の会社に移らないと分からない
- 転職には大きなリスクがある。でも、苦しい状況を好転させる手段もまた転職
5年目は、経理人生の最初の分岐点です。ここで「耐える」か「動く」かで、その後のキャリアが大きく変わります。
2社目の人間関係が完全に行き詰まり、一刻も早く逃げ出したいネガティブな動機で転職活動を開始。
- 活動期間:約半年
- 応募:50社以上/書類通過:10社程度/内定:1社
- 使ったエージェント:リクルートエージェント(メイン)、doda
年収は540万→600万(+20万〜60万)で、3社目に転職成功。ただし3社目は典型的なブラック企業で、長時間残業が待っていました。
2社目からの転職は、本音が完全にネガティブでした。その結果、企業選定・条件交渉の精神的余裕がなく、ブラック企業を掴んでしまいました。
👉 この時期のあなたに伝えたいこと:
辞めたい気持ちが強いときほど、「次に何がしたいか」を軸にすること。ネガティブから逃げる転職は、次のブラック企業を引き当てるリスクがあります。
私はこの前後で税理士財務諸表論と宅建を取得しました。これが後の転職で書類選考突破の武器になります。
5年目前後は、資格取得の最後のチャンスだと思ってください。これ以降は仕事が複雑化し、勉強時間の確保が難しくなります。
4. 10年目:ブラック企業から脱出し、上場→非上場で業務幅に葛藤
10年目前後、私は3社目のブラック企業を脱出するため、3回目の転職活動をしていました。
- 活動期間:2〜3か月(過去最短タイ)
- 応募:20〜30社/書類通過:5社/内定:1社
- 使ったエージェント:doda(メイン)、リクルートエージェント
過去の反省を活かし、精神的な余裕をもって企業選定・条件交渉ができました。年収は650万(+60万)で4社目へ。
自己PRも変わりました。「計3社で経理業務の決算・連結・開示・管理会計・税務・システム導入など幅広い経験」「自ら問題提議し、論理的に説明しながら他者を巻き込む力」と、3社経験することで自己PRに厚みが生まれたのです。
4社目への転職で、私は初めて上場会社から非上場会社へ移りました。年収は上がりましたが、業務の幅は狭まったのです。
上場会社にしかない「有価証券報告書」「連結決算」「監査対応」の経験を続けていれば、もっと早く年収900万の壁を越えられたはずでした。
罠①:年収が「上がっている」という錯覚
会社内の昇給で多少年収が上がると「このままでいい」と思いがちです。でも、転職で跳ねる年収幅のほうが圧倒的に大きい。
罠②:過去の経験の「続き」を選んでしまう
上場→非上場のような「業務幅が狭まる」転職を、短期的な条件だけで判断してしまう。
罠③:転職タイミングを逃す
10年目を超えると、上場経理への挑戦難易度が一気に上がります。
10年目以降の年収アップは、別の法則で動きます。
- 1〜9年目:スキル積み上げ型
- 10年目以降:役割変更型(経理マネージャー → 経理部長、上場 → IPO準備会社、など)
🏆 経理のキャリア年次別おすすめエージェント【完全版】
各年次で使うべきエージェントを、私が4回の転職で実際に使った経験ベースで厳選しました。
5. 【時系列まとめ】未経験から10年までにやるべきこと一覧表
- 月次決算の基礎
- 簿記2級取得
- 業務マニュアル作成
- 月次決算を1人で締める
- エージェント登録
- 税理士科目着手
- 2回目の転職検討
- 専門領域を決める
- 管理職 or スペシャリスト選択
- ハイクラスエージェント活用
- 上場経理経験
- 年収800万超えを狙う
- 年収1,000万超
- 管理職として完成
- 余裕のある生活
| 年次(目安) | やるべきこと | 取得すべき資格 | 転職検討 | 年収目安(一般) |
|---|---|---|---|---|
| 1年目 | 月次決算の基礎マスター/簿記2級取得 | 簿記2級 | ❌ しない | 300万台 |
| 2年目 | 年次決算を経験 | 簿記1級 or 税理士科目の学習開始 | ❌ しない | 350〜400万 |
| 3年目 | 1人で月次決算を締める/エージェント登録 | 税理士科目1科目 | ⭕ 検討 | 400〜450万 |
| 4〜5年目 | 異業界に挑戦/税理士財務諸表論・宅建 | 税理士科目1〜2科目 | ⭕⭕ 実行 | 500〜550万 |
| 7〜10年目 | 連結決算・管理会計・システム導入を経験 | 業界特化資格 | ⭕⭕ 強く推奨 | 600〜700万 |
| 15年目前後 | ビズリーチでハイクラス転職 | マネジメント経験 | ⭕⭕⭕ 必須 | 800〜900万 |
| 20年目 | 年収1,000万超 | ー | ー | 1,000万超 |
※ 私の実データ(5社の転職推移と年収)の詳細は「未経験で経理に入った私の20年・年収推移全公開」と「管理人の年収1000万達成の転職活動歴」をご覧ください。
6. 未経験のあなたへ|年代別の処方箋
20代で未経験から経理になったあなたへ
最大のチャンス期です。私が24歳で入社した1社目は最終年収450万、そこから4回の転職を経て、20年後には年収1,100万超に到達しています。
今すぐやるべきは、
- 簿記を取ったら(未取得でも)、即応募スタート
- 3年目にエージェント複数登録(1回目から使うのが鉄則)
- 税理士科目 or 業界特化資格(宅建など)を並行して学習
30代で未経験から経理になったあなたへ
キャッチアップ速度が勝負です。資格・業界選び・転職タイミングの3点で戦略的に動く必要があります。
40代で未経験から経理になったあなたへ
業界経験+簿記2級+やる気で勝負。前職で培った業界知識を経理に活かす戦略がハマれば、年収600〜700万まで届きます。
7. よくある質問
Q1. 経理1年目が辛すぎて辞めたいです
辞めないでください。私が簿記なしで入って1年目を乗り切った実例があります。1年目の辛さは誰にでもある通過儀礼です。2年目からは必ず楽になります。
Q2. 3年目で転職するのは早すぎますか?
むしろベストタイミングです。私もリーマンショックで追い込まれた形ですが、3年目の転職で+50万を実現しました。
Q3. 経理5年目ですが、年収が上がりません
5年目で年収が停滞するのは、1社目にとどまっているか、エージェントを使っていないのが原因。私の実感では、転職エージェント複数登録で状況は一変します。
Q4. 10年目ですが、このままで1,000万届きますか?
1社目のままでは難しいです。私は4回転職、特に5社目の転職(ビズリーチ経由)で+250万を実現して900万に到達しました。
Q5. 簿記1級と税理士科目、どちらを選ぶべき?
私は税理士財務諸表論を選びました。転職市場での評価が簿記1級より明確に高いです。
Q6. 経理は何年目が一番しんどいですか?
1年目が圧倒的にしんどいです。次が5年目のキャリア分岐点(私は人間関係でトラウマ)。10年目以降は逆に楽になります。
1〜3年目のあなた:未経験向けに強いヒュープロ・MS-Japanで市場価値を測る
5〜10年目のあなた:doda・リクルートエージェントで具体的な転職活動を
8. まとめ|「今つらい」のはあなたが弱いからじゃない
経理1年目がしんどいのも、3年目で迷うのも、5年目で停滞するのも、10年目で壁にぶつかるのも、あなたが弱いからではありません。
すべての経理が通る道です。
そして、その壁を越えたあとには、年収1,100万という景色が必ず待っています。
今どの年次にいても、次の一手を打ってください。
- 👉 【未経験・第二新卒】経理のおすすめ転職サイト・エージェント
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- 👉 未経験で経理に入った私の20年・年収推移【住民税通知書あり】
- 👉 未経験で経理になって後悔したこと7つ/しなかったこと5つ
1年目のあなたも、10年目のあなたも、私が20年かけて学んだことを今から使えます。
私と同じ20年をかける必要はありません。


